会計事務所のM&Aにおいて、会計・税務申告ソフトの統合は重要テーマです。
会計事務所のM&Aにおいて、一番大事なことは円滑なクライアントの引継ぎ作業で、離脱件数を最小限に抑えることです。譲渡側、譲受側の税理士先生とスタッフがお互いに協力してクライアントへの挨拶、丁寧な説明、継続的なサービスの提供が必要です。とにかくクライアントの不安を解消して今後も安心して任せることができる会計事務所であることをアピールしなければいけません。
その統合後の作業の中で重要な課題は、会計・税務申告ソフトの問題です。譲渡側の会計事務所で使用していたソフトと譲受側で使用している会計ソフトの違いは必ずあります。会計ソフト、給与ソフト、減価償却計算ソフト、法人税、所得税、消費税、相続税・贈与税、年末調整と法定調書、電子申告ソフトなど様々な業務ソフトが多くのメーカーから販売されています。最近ではクラウド型の会計ソフトも多く販売されています。
譲渡側のソフトを継続するか、譲受け側のソフトに段階的に切り替えるか、コストだけでなく、作業負担と効率性、クライアントの負担も考えると悩ましい問題です。
大手ソフトメーカーの統合パッケージソフトであれば、すべての業務をパッケージで対応できますが、PCやプリンターのリースもセットとなっており、年間維持費が非常に大きくなります。
また、リース期間もあり、すぐに解約できない場合もあり引継ぎのタイミング、切り替えのタイミングには注意が必要です。
譲渡側と譲受側の違いであれば、クライアントの決算期のタイミングで切り替えることが一般的ですが、問題はクライアント側で会計ソフトを導入して記帳入力している場合です。
この場合は、クライアント側の要望に気を配りながら、切り替えを依頼するか、そのままの継続で対応するか、など慎重に検討する必要があります。最悪の場合、クライアントの離脱につながる可能性もあり、ソフトの問題には注意が必要です。
クライアントとスタッフを守り、会計事務所の継続・発展を図りながら、所長先生の負担を軽くする方法として、NICOTは会計事務所のM&Aサービスを提供しております。
ご興味をいただいた所長先生は、どうぞお気軽にご相談ください。
ご連絡をお待ちしております。
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