クライアントの離脱
会計事務所のM&Aで一番気になること、それはやはりクライアントの離脱の有無です。
どの業界のM&Aであれ、必ず心配されることであり、この離脱をいかに少なくするかがM&Aの成否を分けるといっても過言ではありません。
譲受け側、譲渡側、仲介会社の協力ときめ細かいサービスで最小限の離脱に済ませることがM&Aの勘どころとなります。
しかし、ふたを開ければ意外に離脱は少ないケースが多く、むしろ、M&A後の数年経過後に、再度離脱の可能性が起こることもあります。M&Aの後は、油断せずにクライアントへのサービスをしっかり行うことが重要です。サービス内容や報酬料金、契約の有無など、急激な変更はクライアントも嫌う場合がありますので、注意が必要です。
実際に離脱が起こったケースとしては、
・今までのように地元の近所の税理士さんに依頼したい。
・大きな事務所ではなく、個人の税理士事務所にお願いしたい。
・話が合わない、細かい、融通が利かない、気さくに話や相談ができない。
・相性、性格が合わない感じがする。
・以前は毎月、来てくれて話をしていた。
・知り合いの税理士さんにお願いする。
・料金は変わらず、訪問が減っている。
などがあります。
多くの原因は誤解やコミュニケーション不足などで、残念なことですが、極力減らすようにすることは当然ですが、会計事務所の業務としては、M&Aでなくても、日常的にクライアントとのやり取りで起こることであり、仕方がない部分もあります。
しかし、M&Aの前後、1年間、さらに2年から3年は特に要注意です。
クライアントとスタッフを守り、会計事務所の継続・発展を図りながら、所長先生の負担を軽くする方法として、NICOTは会計事務所のM&Aサービスを提供しております。
ご興味をいただいた所長先生は、どうぞお気軽にご相談ください。
ご連絡をお待ちしております。
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